日記

職人に新しく技を習得する「きっかけ」は・・・

 

 

造作家具で難しい難題の一つとして・・・

 

「塗装」があります。

 

 

一般的にはこんな色・こんな感じという「色見本」が渡され、実際に「塗装サンプル」を作ります。

意外に塗装は簡単そうで、実は難しくてハマってしまう事がよくあります。

 

 

「そもそも塗装って塗るだけじゃないの・・・?」

なんて考えてしまいがちですがが、実際には突板はその一枚一枚ごとに色の出方が違います。

それはたとえ同じ樹木でも・・・

皆が思っているより難しい技術なんです。

 

 

突板に塗料(顔料)を染み込ませると色が変わります。

色が濃く出たり、出なかったり・・・

木目がくっきりと表れたり、消えたり・・・

今までの経験から塗った時の変化を想像して、塗装屋さんは色を付けていきます。

 

 

 

そんな中、今回は塗装屋さんへ「この色見本のサンプルを作って!」と何気なく依頼をしました。

導管を白くした色見本であり通常より工程が多い塗装方法です。

何度か似たサンプルをやっているので「うまくやってくれるだろう!」と簡単に考えていました。

 

 

 

しかし、、、

 

塗装屋さんから「うまくいかないよぉー」

 

 

 

 

当初打ち合わせした方法がダメでした。

 

 

でもこれは新しい塗装方法を知る機会でもあります。

そこで色見本を作った会社へ方法を聞くことにしました。

時間もないし、何か根本的な違いがあるかもしれないから出来ないのか?

 

 

 

建材メーカーさんの営業の方へTEL

 

色々丁寧に教えて下さったおかげで、方法は大まかにわかりました。

おそらく私達が普段やっている方法とは「違うやり方」でした。

大量に塗装をやっている塗装方法に近いやり方ではないか?

 

そして大きく間違っていたのは、私達は「塗り潰し」での塗装をやっていたことでした。

塗り潰しでは木目を潰してしまい、のっぺりとした塗装になります。

しかし私達は色見本を「塗り潰し」に見えていました。

それは「やったことのない塗装方法」だからでした。

新しい技術を知るチャンスだと思いました。

 

 

でも白を入れて、塗装をぼかすという点は合っていた。

これは建材メーカーさんも言っていました。

白く濁っているのを見抜くうちの塗装屋さんもさすがだと感じました。

私では簡単に見逃してしまっていた点でした。

 

 

 

塗装屋さんも同じ塗装を大量にやる所もあれば、毎回違う塗装をやる所があります。

得意・不得意は塗装屋さんでもあります。

同じやり方ばかりではやはり技を極めるかもしれません。

ただ自分の持つ技術を広げる事はできない。

 

自分も前は職人でしたので解りますが、新しい事に挑むことには抵抗があります。

今回の新しい技を塗装屋さんに取得してもらいたい。

果たして、やってくれるだろうか?

説得させなければならいミッションが生まれました。

 

 

明日朝イチからちょっと気分が重い日曜の夜です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家具塗装

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