満足いく家具を作るには「好きな樹種」から

家具といえば「木」を連想するかと思います。
最近は木だけではなくもっと異素材を組み合わせることも多々あります。
これは木だけでは物足りなく、見たことがない家具を作りたい為に起こる事であります。
でもこれは新しい物を生み出す事であり、私は否定はしません。
むしろ私も新しい家具を考え出したいと考えてます。
ただ、今回はその前の段階として「樹種の種類」についてです。
あなたが家具としてみる「樹種」ってどれくらいでしょうか?
一般的に家具で使われるのはナラ(オーク)、タモ(アッシュ)、ウォールナット、メープル、桜(チェリー)、杉(シダー)といった所でしょうか?
最近使われる樹種はウォールナット55%、ナラ25%、チェリー10%、メープル5%、その他5%くらいの私なりのイメージです。
ウォールナットがかなり多いです。間違いなく!
でもミディアム系、ダーク系のインテリアでは上品で失敗はないのが事実です。
ナチュラル系、クリア系などの明るめのインテリアではナラ(オーク)、メープルでしょうかねえ。
でもメジャーな樹種以外にも色んな樹種がたくさんあります。
市場では見かけない樹種も実際には一昔前は流行っていたモノ、見かけないけど実際はすごい良い樹種は存在します。
ただ見かけた事がないだけで、突板に関しては何十種類もの樹種があります。
柾目、板目などに分ければその倍あります。
造作家具やオーダー家具を作るにはまず「樹種」を選ぶことが重要です。
それは好きな木目を選ぶことで、何十年も共に時間を共有するからだと私は考えてます。
あまり見た事がない木目を好む人もいれば、メジャーな木目を好む人もいます。
でも自分が好きな木目を選べれば、失敗しない家具が出来上がります。
これはオーダー・造作家具の醍醐味であります。
樹種はもちろん、色も合わせることができますので統一感・主張性といった様々な対応ができます。
もし自分好みの家具が欲しいのでしたら樹種も知っておくとプラスになります。
私は最近あまり見ないチーク・トチ・シカモア・レオなどが好きです。
でもいい突板はあまり出なくなってきました。
樹が少なくなってきている証拠でもあります。
昔はたくさんあったのに・・・・
特に「チーク」は・・・
欧米の有名家具メーカーではやはり変わった木目を使用しています。
それはきっとありきたりでなく、目を引く木目を上品に扱いたいからでしょう!
プリントではなく、全く同じモノがない突板はきっとあなたを魅了するのではないでしょうか!?
「突板」の情報はこちらから・・・
参考になると思います。
(株)ホクサン
https://www.hoxan.co.jp/products/
東京木材企業
http://www.tokyomokuzai.com/tsukiita/index.html